昨年以来、世界は新型コロナウイルスにより多大な影響を受けてきました。
先行きの見通しの立たない、不安に満ちた世の中となっています。
しかし、こういうときこそ修養の成果を発揮して平常心を保ちたい。
私たちの先生は「人間、天の意思に背いたとき病気災難に遭うものだ」という言い方でお教えくださいました。
状況を素直に見極めて自分自身を反省し、今ここにいられることに感謝して、やるべきことをしっかり行い続ける。それが大切なことであり、それこそが修養です。
修養によって、心身は強くなり、人間関係は円満になり、物事はうまく運ぶようになります。今年こそ私たちはしっかりと足元を見つめ、日々修養に励んでまいりましょう。
令和三年元旦
公益財団法人 報恩会